憲剛「相手を見る」序盤は見極め徹底
「W杯アジア最終予選、ヨルダン-日本」(26日、アンマン)
ミーティングでヨルダンの情報を入手したMF中村の結論は、「最初は相手を見る」だった。「相手を知ることは重要。自分たちの陣地に構えてくるのか、こちら側に来るのか」と、序盤10分ほどは相手の出方を見極めるのに使うというのだ。
相手が自陣に下がって日本を待ち受けるのであれば、「こちらが攻める形になってもリスク管理をしなければならない」と、攻撃に人数を割きすぎてカウンター攻撃を食らわないようにする。反対に日本の守備ラインまで相手選手がボールを取りに来るようなら、敵陣にロングボールをけり込んで「いなしたりすればいい」。どちらにしても対策はできている。
カナダ戦のようなチグハグな展開を防ぐためにも「けりたい選手はけりたい、つなぎたい選手はつなぎたいじゃだめ」と、意思統一の徹底も訴えた。