RIZIN王座防衛の鈴木千裕「時代が変わったのかな」 次の標的はピットブルのベラトール王座

 「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)

 メインイベントのRIZINフェザー級タイトルマッチは、第5代王者の鈴木千裕(24)=クロスポイント吉祥寺=が大ベテランの金原正徳(41)=リバーサルジム立川ALPHA=の挑戦を1回KOで退け、初防衛に成功した。

 試合後に会見した鈴木は「一つ時代が変わったのかなと思います」と感慨を述べ、試合のポイントとして、自身のカーフキック、金原の腕ひしぎ十字固めを防いだこと、そして「ボディーが効いて動きが止まって(金原の)目つきが変わったんで、行きました」という3点を挙げた。

 金原については「やっぱすごいっすね、圧とか。読み合いの戦いがちょっと長かったかな」と、ベテランならではのオーラや圧力などを感じたといい、「金原さんから、リング上でしか分からないことを学んだ」と明かした。

 次の目標としては「ベルト賭けろよ、ピットブル!奪いに行きます」と、昨年7月にKOしている米ベラトールのフェザー級王者パトリシオ・ピットブルのベルトに設定した。ピットブルからは、次の相手は自分だという連絡があったという。

 一方、敗れた金原は「ガードの上から打たれて来てしまって、グラグラ来てしまって、止められてしまった。負けるべくして負けた、そんな感じですかね」と、ガードの上からでもパンチを効かされていたと告白。序盤にテイクダウンを仕かけたが寝技に持ち込めず、「自分が望んでた展開で、うまくは組めたんですけど、そこ(テイクダウンを切られた)で歯車が狂って。後手に回ってしまった」と振り返った。

 今後について聞かれると「それ言われると、もう(現役は)いいかなってなっちゃいますけど、所英男にまだ言うなって言われたので」と話し、長期休暇を取ってから判断するとした金原。鈴木には「俺に勝ったんだから(日本の格闘技界を)背負ってもらわないとね!困りますよ」と、メッセージを送っていた。

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