「かに道楽」がキダ・タローさんを追悼「家族の団らんでも『とーれとれ、ぴーちぴち』と 受け継がれたきっかけ」
「浪花のモーツァルト」と親しまれた作曲家キダ・タローさんが14日に93歳で死去したことが15日に明らかになったのを受け、キダさんがCMソングを手がけたかに料理専門店「かに道楽」は、デイリースポーツの取材に対応。広報担当者が、「先生のおかげで二世代、三世代にわたって親しんでもらえた」と功績にお礼を述べた。
キダさんが作曲した「とーれとれ、ぴーちぴち、カニ料理~」と覚えやすい軽快なメロディー。カニの大きな看板とともに同店の象徴となった。担当者は、突然の訃報に「ご冥福をお祈りします。弊社としては感謝の一言です」と悼んだ。
「創業して64年になるが、キダ先生が歌をつくってくださる前は、店で料理を提供するだけだったが、歌ができてからは、お客さんが自宅の食事の席でも、『とーれとれ』と歌ってくれて、家族の団らんでも『かに道楽』が入るようになった。それで二世代、三世代受け継がれて親しんでもらえるようになりました」とCMソング効果を言葉にしていた。
キダさんは、多くのCMソングを作曲。かに道楽以外にも、「551蓬莱」「出前一丁」などが知られている。