岡田博喜 WBOアジア・パシフィック新王者 6回TKOで下す

WBOAPスーパーライト級新王者となった岡田博喜
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 「ボクシング・WBOアジア・パシフィック スーパーライト級王座決定戦」(19日、後楽園ホール)

 同級3位の岡田博喜(角海老宝石)が同級1位ジェイソン・パカラ(フィリピン)を6回59秒TKOで下し、王座を獲得した。パカラは前日計量で体重超過し失格、岡田の勝利時のみ王座獲得となる変則ルールだった。岡田は17勝(12KO)無敗、パガラは40勝(25KO)3敗1分とした。

 1回からジャブがさえ渡った。ビシビシと左拳が顔面をとらえ、パガラの顔面は見る見る紅潮。左ボディー、左アッパーを交えたコンビネーションもキレていた。5回には右目尻を切り裂くなどダメージを与え続けた。6回、赤コーナーに詰めて連打から左アッパーが入ったところでレフェリーがストップした。

 途中、右をもらう場面もあったが、同時に左フックをカウンターで返すなど練習の成果を見せつけた。「もっとコンビネーションを出したかった。それが心残り」と余裕の勝利だった。

 体重超過で臨んだパガラについては「正直強くなかった。パンチはあるけど効いたのはなかった。スピードもないし、何にもない。駄目だよ、(体重)超過しちゃ」と吐き捨てた。

 来年について鈴木真吾会長は「世界しかない。WBO総会で今回勝てば世界3位以内と聞いている。まず、王座決定戦をやれればいい」と明かした。岡田も「ホッとしています。来年はラスベガスを目指します」と話していた。

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