“40歳ラストチャンス”谷口、丸藤とGHCタッグ奪取!GTL制覇も宣言

 「プロレス・ノア」(16日、後楽園ホール)

 GHCタッグ選手権試合が824人の観衆を集めて行われ、挑戦者のマイバッハ谷口、丸藤正道組が王者の拳王、杉浦貴組を下して新王者となった。

 ブレークしきれないまま40歳を迎え、丸藤から「ラストチャンス」と通告されてタッグを結成した谷口。入場時にはSF映画のようなマスクを着用し、雄たけびを上げながら荒々しく技を繰り出すファイトスタイルに変え、前哨戦では11日に杉浦との一騎打ちで敗れるまで全勝の快進撃を続けていた。

 谷口はこの日も荒々しくラリアット、エルボーなどを繰り出して攻め込んだが空回り気味。王者組に何度も場外へ排除されて、丸藤が孤立する場面が目立ち、谷口の奮起を促すファンの声援が次々と飛んだ。

 だが終盤、拳王がコーナー上からのフットスタンプで谷口を仕留めようとしたところ、丸藤が谷口を踏み台にしてヒザ蹴りの虎王を放ってたたき落として形勢逆転。さらに、谷口が拳王をパワーボムのように担ぎ上げたところに丸藤が不知火を決める合体技も飛び出し、最後は谷口が自ら新技マイバッハボム・ツヴァイで拳王を爆殺した。

 背水の陣でつかんだ結果。それでも、試合後にマイクを持った丸藤は「オレたちにとってこのベルトはゴールじゃない。まだグローバルタッグリーグ(22日開幕)も残っている。1つでもしょっぱい試合をしたら、オレたちに存在価値はない」と気持ちを引き締めた。

 そして、寡黙で知られる谷口に「しゃべるか」と問いかけ、ファンからも声援が送られたが、丸藤は「まだ早い」とピシャリ。「谷口はいつしゃべるか分からないから、できるだけ会場に来てくれ。オレたちの力で埋まっていない席をいっぱいにして、オレたちと一緒にプロレスを楽しもう」とファンに訴えた。

 インタビューでも谷口はノーコメント。丸藤は「リング上で言った通り、グローバルタッグリーグが控えているから喜んでいられない。オレたちがチャンピオンのまま優勝する。そして、でっけえことはそれが終わってからだ」と予告した。

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