新王者が標的?亀田和毅がリングサイドで観戦「ええ試合」

5回、ネオマール・セルメニョ(左)の顔面に左フックを浴びせる久保隼=エディオンアリーナ大阪(撮影・西岡正)
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 「ボクシング・WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(9日、エディオンアリーナ大阪)

 同級8位の久保隼(27)=真正=が11回5秒TKOで王者のネオマール・セルメニョ(37)=ベネズエラ=を破り、世界初挑戦で王座を奪取した。7回にセルメニョの左右フックを浴びてダウンを喫したが、11回開始ゴングに王者が応じず、唐突に試合を棄権。久保の勝利が決まった。セルメニョ陣営は棄権理由を「体力の限界」だと説明した。

 亀田3兄弟の三男で、同級3位の亀田和毅(協栄)が、トレーナーを務める兄・興毅氏、協栄ジム・金平桂一郎会長とともにリングサイドで観戦した。

 7日に大阪市内で行われた調印式で、セルメニョが「(防衛に成功した時は)亀田和毅と話をしたい」と、亀田陣営からオファーが届いていることを明かしていた。

 和毅は試合後、取材に応じ、「ええ試合でしたね。お互いいいところを見せ合った」とまずは両選手を称えた。対戦に興味を示していたセルメニョは陥落してしまったが、「王座に挑戦するために毎日練習している」と、スーパーバンタム級での2階級制覇を思い描いた。

 興毅氏は「12戦無敗で世界を獲るのは素晴らしい。今日だけは思い切り泣いて、思い切り食べてほしい」と新王者となった久保をねぎらった。

 久保の初防衛戦について真正ジムの山下正人会長は指名試合になる方針を示しており、ランキング3位の和毅と対戦する可能性は現時点では薄そうだ。

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