田中恒成、プロ8戦目で2階級制覇 井上とならび国内最速
「ボクシング・WBO世界ライトフライ級王座決定戦」(31日、岐阜メモリアルセンター)
同級2位の田中恒成(21)=畑中=が1位のモイセス・フエンテス(29)=メキシコ=に5回1分52秒でTKO勝ちした。井上尚弥(大橋)と並んで国内最速となるプロ8戦目での2階級制覇達成となった。
序盤は固さが見られたが、2回には右フックをさく裂。5回にはロープ際に追い込み連打を浴びせ、右ストレートで相手をぐらつかせると、最後は左フックで仕留め、レフェリーが試合を止めた。
田中はリング上で「できすぎです」と喜びをかみしめながらも、「ここを目指してやっていない。単純に勝てたことがうれしいです」と淡々。
「まだまだ面白いボクシングをして、まだまだ皆さんを楽しませます! それでは皆さん、良いお年を~」と会場を盛り上げた。