尾川が内藤を判定で下し3度目の防衛

 「ボクシング・日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦」(3日、後楽園ホール)

 尾川堅一(28)=帝拳=が同級1位の内藤律樹(25)=E&Jカシアス=を3-0の判定(96-94×3)で下し、3度目の防衛に成功した。尾川は20勝(16KO)1敗、内藤は15勝(5KO)2敗となった。

 1回、ゴングと同時に赤コーナーから尾川が飛び出した。内藤に襲いかかるといきなり右を浴びせた。「自分の距離をつくろうと思っていた。最初の10秒でそれができた」と作戦通りの立ち上がり。

 2回以降は内藤のジャブをもらわず、プレッシャーをかけ続けたが、内藤のディフェンスを崩しきれない。互いにパンチを交換し合う一進一退の攻防。5回終了時の公開採点はジャッジ3者とも48-47で尾川を支持した。

 6回以降も内藤が下がり、尾川が追う展開。8回には尾川の右ストレートが内藤の顔面を捕らえた。「クリーンヒットの手応えがあったけど倒れなかった」と振り返った。

 1年前の12月14日、王者と挑戦者が反対の立場でリングに上がった。1回に尾川の右ストレートが決まり内藤がダウン。5回、偶然のバッティングで内藤が右目上を大きくカットし負傷判定で王者が交代した。互いに「完全決着」を口にして臨んだ再戦だった。

 「内藤は強かった。左フックからワンツーというのが自分のパターンだけど、フックを外されて次のパンチで体が流れてしまった。自分は一発当てたら終わりの日本拳法出身で、当たった後のつなぎの感覚がまだまだ」と反省も口にした。

 家に帰れば長男・豹(ひょう・4歳)くん、次男・亜陸(あり・3歳)くん、皇(おう・0歳)の3児のパパ。子供たちのためにも来年は世界のベルトを目指す。

 内藤は「判定は受け入れます。右フック、左フックがやりづらかった。ジャブの対策をしていたようで当たりづらかった。身でパンチを避けようとしたので、見栄えが悪く(ポイントが)向こうに流れたかも」とコメントした。

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