大仁田が11・27全日本両国大会出撃を宣言!渕と組んでアジアタッグ挑戦へ

 「プロレス・ファイヤー」(21日、新木場1stRING)

 ハロウィーンにちなんだ「ハロウィーン・モンスターカーニバル」が、出場全選手が仮装して試合を行い、多くの観衆も仮装して来場する異様な雰囲気の中で行われた。

 メインイベントでは、大仁田厚の新たな化身である、でびる・にた男がダークサイドパンダ保坂(保坂秀樹)、魔女HASEGAWAの宅急便(HASEGAWA)と組み、ジーザス矢口(雷神矢口)、マミー論外(NOSAWA論外)、落武者橋本(橋本友彦)組と対戦。試合形式は史上初となる有刺鉄線ボード・エニウェア電流爆破バット6人タッグデスマッチ。つまり、リング上のみならず、場外、屋外など、いかなる場所での爆破もOKという前代未聞のルールだ。

 初登場となった「にた男」は、開始早々、論外に机上パイルドライバーを決めるなど、好調な出足だったが、矢口に屋外の駐車場に連れて行かれると、電流爆破バット攻撃を食って悶絶。それでも、リングに復帰すると、毒霧、机の破片攻撃、サンダーファイヤーパワーボムで論外を追い込む。ところが、HASEGAWAを捕獲した矢口が、再び駐車場で爆破バット攻撃。矢口は青息吐息のHASEGAWAをリングに戻し、ジーザスボンバーをたたき込んで、3カウントを奪った。

 勝利を逃した「にた男」だが、これで終わる男ではない。気を取り直して、アクトレスガールズの面々とともにダンスを踊って、エンディングとなり、大仁田ワールドならぬ、“にた男”ワールドは幕を閉じた。

 さらに、「にた男」は「全日本プロレスに出撃します!」とファンに宣言した。15日の全日本・三条大会でアジアタッグ王座のV4防衛に成功した青木篤志、佐藤光留組が11月27日の全日本・両国国技館大会での、渕正信&大仁田との防衛戦を希望。大仁田は「電流爆破バットの持参」を参戦の条件として出した。それに対して、19日、水戸大会の試合前に、秋山準社長が「こちらが要望した形になるんだから、大仁田さんの要求を聞くのが筋。お守りみたいなものとして、電流爆破バットを持参するだけならいい」とOKサインを出していた。まだ、全日本から正式な発表はないものの、大仁田は1年11カ月ぶりとなる全日本への参戦を口にしたのだ。

 控え室に戻った「にた男」こと大仁田は、「11・27両国、勝ったも同然。渕さんと組めるのは光栄。全日本プロレス、両国大会に堂々と乗り込みます。渕さん、元気ですか?末永くやってください」と、古巣での“同期生”とのタッグ結成に思いを馳せていた。

 ただ、その前に大仁田には、やらなければならないことが山積み。22日には、アパッチ・プロレス軍の愛知・名古屋市Sportiva Arena大会で、保坂、HASEGAWAと組み、金村キンタロー、黒田哲広、Hi69とストリートファイトマッチで対戦。23日には、超戦闘プロレスFMWの奈良・(株)西和物流駐車場特設リング大会で、保坂、リッキー・フジ、HASEGAWAとのタッグで矢口、W★ING金村、橋本、Hi69組と鬼棒電流爆破デスマッチで対戦する。この日の新木場大会からデスマッチ3連戦という強行日程で、邪道に休む時間などなさそうだ。

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