バルト、引退の藤田は「まだまだ強い」 勝利も右手小指負傷

藤田(右)左ストレートを決めるバルト=さいたまSA
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 「RIZIN」(25日、さいたまスーパーアリーナ)

 「RIZIN FIGHTING WORLD GRANDP-RIX2016 無差別級トーナメント開幕戦」でバルトが藤田和之に3-0で判定勝ちした。日本ヘビー級の第一人者である藤田が小さく見えるほどの巨体を生かして、押し込んでからの打撃で試合をリード。相手の藤田は試合後に引退を表明したが、「まだまだいけるんじゃないの」と、その強さをたたえた。

 試合後の会見場には右手に包帯を巻いて現れた。「思ったより頭が硬いですね。(パンチが)当たっても当たっても効かないんですよ」と振り返りながら、「下に倒して(テイクダウンして)やりたかったですけど、なかなか倒せなくて。緊張があったのかなと思います。(プランの)4割ぐらいですかね。もっともっとバルトトレインでやりたかったですけどね」と反省していた。

 対戦相手の藤田が引退を表明。最後の相手となったことには「まだまだ強いんじゃないの?私が弱いのか分からないけど。まだまだいけるんじゃないかと思います」と評した。右手小指を1回に痛めたといい「ヒビが入っているのか分からないですけど」と検査を受ける意向だ。12月の準々決勝以降へ「格闘技をやりだして1年ちょいなので、まだまだこれからなのかな」とさらなる精進を誓った。

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