期待の新人、チャオズ箕輪3回KOデビュー

 「女子ボクシング フライ級6回戦」(21日、後楽園ホール)

 2012、15年アジア女子選手権銅メダリスト、08年世界選手権ベスト8、史上最多の全日本女子選手権7連覇という輝かしいアマ戦績を引っさげプロ入りしたチャオズ箕輪(28、本名・箕輪綾子)=ワタナベ=がB級デビュー。タイ人ボクサーを3回1分42秒KOで下した。

 序盤から左右のボディーを打ち込んだ。「作戦はストレートで行くつもりだったんですけど、距離が近かったのでボディーに切り替えました」と冷静だった。3回は連打でロープに詰めると、強烈な左ボディーを食い込ませ、約1秒の時間差を置いてゆっくりと崩れた相手にテンカウントを聞かせた。

 宇都宮出身でギョーザが大好物。リングネームの「チャオズ」もギョーザの中国読みだ。宇都宮の実家が生花店を営んでおり、アルバイトをしている。週に5日、往復2時間かけて東京・五反田のジムに通う。「全然つらくないです。宇都宮好きなので」という根性の持ち主でもある。

 「プロは華やかですね。アマは自分が勝っているだけですが、プロは皆さんが盛り上げてくれるので世界が取りたい。ミニフライからライト級まで、9階級制覇を果たしていきたい」と力強く宣言した。

 10月9日には韓国で早くもプロ第2戦が決まっている。「プロに慣れることが一番と思っている」という本人の希望もあるが、ジムは来年にも世界挑戦のチャンスを与える方針だ。

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