長谷川穂積 左手全治2カ月だった 世界戦1カ月半前に親指を脱臼骨折

 16日に世界3階級制覇を達成したボクシングのWBC世界スーパーバンタム級の新王者・長谷川穂積(35)=真正=が17日、MBSの情報番組「せやねん!」に生出演後、試合1カ月半前に脱臼骨折した左手親指が全治2カ月だったことを明かした。

 グニャリと変形した親指付近や手術で縫合した患部が、練習で約5センチも裂けた携帯写真も見せた。「練習のたびに裂けたんですよ」と、つぶれた左での勝利はまさに奇跡だった。

 国内男子最年長35歳9カ月での世界奪取でファンを歓喜させたヒーロー。世界王者のまま引退する可能性も否定しない。「やりたいと思ったら、やります。分からない。いつまでとかもない」と、進退は白紙を強調した。

 大阪市内で行われた一夜明け会見では、WBC世界バンタム級王座戦でV11を果たした王者・山中慎介(帝拳)と並んだ。「家族旅行に行きたい」と今後の予定を話すと「僕も一緒?」と山中がジャブ。「今から(予約)取ります」と絶妙の返しで笑わせた。

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