日本ヘビー級最後の砦、京太郎の挑戦

 昨年、存続が危ぶまれたボクシングの日本ヘビー級。そんな中、日本王者の藤本京太郎(29)=角海老宝石=が奮闘している。

 6月15日には、「2016京太郎祭り」の発表会見が都内で行われた。対戦相手は未定だが、「ヒットマン」(殺し屋)の異名を取るサウスポー、アラパテ・アーサ(サモア)が有力で、ノンタイトルの8回戦だが、京太郎にとっては大事な一戦となる。

 萩森健一マネジャーは「この次に、大きな試合を考えています。JBCが今、WBOアジアパシフィックの認可を検討していますが、認可されればこれに挑戦させる」と明かす。同王座は現在空位で、京太郎は8位にランクされている。地域タイトルとはいえ、王者になれば世界ランキング入りする確率が高いことで知られている。

 京太郎は「次に向けていい試合をしたい。K-1からボクシングに来て4、5年になるし、自分も30歳を迎える。攻めていきたい」と、気合を入れている。今回から同門の先輩で元WBA世界ライト級王者の小堀佑介の指導を受けている。「小堀さんが得意だった左のフックを中心に教えてもらっています」と、新たな武器を身に付けようとしている。

 萩森マネジャーは「WBOアジアパシフィック王座が取れれば、次は東洋太平洋王座も行きたい。ボクシング界初の三冠王者を目指します」と京太郎にハッパをかけている。

 現在WBOアジアパシフィック同級1位で東洋太平洋王者でもあるジョセフ・パーカー(ニュージーランド)は世界挑戦を狙っており、東洋太平洋王座を返上する見通し。「10月から11月の間にWBOアジアを、12月末に東洋太平洋に挑めれば」(萩森マネジャー)と青写真を描いている。

 相手の動向に左右され、日程は来年にずれ込む可能性もあるが、京太郎も「今年と来年はターニングポイント」と覚悟を決めている。もちろん、それだけで終わるつもりはない。「引退するまでに、何とか世界挑戦したい」と志は高い。(デイリースポーツ・津舟哲也)

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