平成の激闘王・八重樫 初防衛に成功

 「ボクシング・IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ」(8日、有明コロシアム)

 IBF世界ライトフライ級王者の八重樫東(33)=大橋=は同級11位の挑戦者マルティン・テクアペトラ(26)=メキシコ=に2-1の判定で初防衛に成功した。試合後は尊敬する拓大の先輩、前WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(36)=ワタナベ=に再起を呼び掛けた。WBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(23)=は同級1位の挑戦者ダビド・カルモナ(24)=メキシコ=に3-0の判定で完勝し、2度目の防衛を果たした。

 反省、反省、そして反省。“平成の激闘王”の異名通り、苦しみながらもベルトを守った八重樫は、「やっぱり、ボクはこういう戦い方しかできないのかな。いいところを見せようという気持ちがあったんですが、ダメでした」と、ファンの前で苦笑した。

 「2ラウンドで自分の計算が狂った」と、序盤はメキシカン独特の距離、リズムで手数を繰り出す挑戦者に主導権を握られる。中盤からは前に出て打ち合うも一進一退。最後の2ラウンドは「つぶしてやる」との思いで攻勢をかけたが、攻めきれなかった。

 「見て、つかんで、把握して、引き寄せて、組み立てる」ことを意図して臨んだものの、「やろうとしていることがまったくできなかった。それは自分の力不足」とうつむきながら振り返った八重樫。「何がいけなかったのか分からないですが、これからそれを見つけて、いろんなことにもチャレンジしたい。何よりも収穫は、生き残ったこと」と前を向いた。

 4月27日には拓大の先輩である内山高志がWBA世界スーパーフェザー級王座から陥落した。試合前に「内山先輩にはいろいろな思いがある。“拓大魂”を見せようと思っている」と話していたが「先輩に申し訳ないですね。先輩に誇れるような試合ではなかった」と、再びガックリ。

 それでも「でも、まだボクも生き残って続けていけるので、そういう意味では何かあるかな、と思う。先輩はどう思うか分からないですけど、ボクはいてくれた方がうれしい。負けてからあの人の大きさに気づく人が多かった」と、偉大な先輩に再起を呼びかけた。激闘王の戦いはまだまだ続く。

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