「ボクシング・ＷＢＡ世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」（２７日、大田区総合体育館）

　トリプル世界戦の調印式と前日計量が２６日、都内で行われた。スーパーフェザー級の計量は、１２度目の防衛がかかるスーパー王者・内山高志（３６）＝ワタナベ＝が５８・８キロで一発クリアしたが、対戦相手のジェスレル・コラレス（２４）＝パナマ＝は１回目で４００グラム超過し、２時間内の再計量でリミットの５８・９キロでパスした。世界王座１３回連続防衛の日本記録を持つ元ＷＢＡ世界ライトフライ級・具志堅用高氏（６０）＝デイリースポーツ評論家＝が、Ｖ１２を目指す内山にエールを送った。

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　【カンムリワシからのエール】内山君は連続ＫＯで勝っているので、今回も倒しにいくんじゃないかな。ノックアウトの期待はあるね。

　パナマの選手は、オレも一番苦戦した。（２度対戦した）ハイメ・リオスとか、柔軟性があるから。コラレスは首が太いし、ＫＯ負けもないそうだけど、内山君はサウスポーにいい試合をしているから、自信を持っているでしょ。

　ここ何試合かは早い決着だけど、タイトルを取った最初のころは終盤に強かった。そういう戦いも予想できる。前半は無理していかないで。

　テクニックがあるからね。終盤の連打がうまいね、たたき込みが。今の若いボクサーには、なかなかいないね。

　負けない相手だと思う。かなり自信を持っているから、ボクシングに。自信は大きいし、目標も大きいと思う。具志堅用高を抜くまで、あと３つだから。ぼくも、防衛戦では日本の記録が目標だったからね。（元ＷＢＡ世界ライトフライ級王者）