天龍“有終の美”9度目ベストバウト賞

 2015年度のプロレス大賞(東京スポーツ新聞社制定、デイリースポーツなど選定)選考会が7日、都内で開かれ、11月にプロレスラーを引退した天龍源一郎が“有終の美”を飾った。現役のIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカとのラストマッチで「プロレス大賞」のベストバウトを獲得。天龍の同賞は99年の武藤敬司戦以来となる9度目で、並んでいた小橋建太氏を抜いて最多記録を更新した。さらに主要賞では最高齢の受賞。併せて特別功労賞も受賞した。

 これ以上ない幕引きに、天龍の舌も滑らかだった。「第一報を聞いたときは代表(娘の嶋田紋奈さん=天龍プロジェクト代表)とハイタッチしたよ。女房は電話したら喜んでた。辛口のビールを用意するって」「引退試合で65歳で、感慨深いね。でも、いやらしい男だと思うよ。引退試合でベストバウトを取って。こんなキザな男はいない」「ベストバウト予告?あれは自分を発奮させるため。でも、予知能力があるかも。それ(占い)で飯を食っていこうかな」。目を細めながら、はっきりと聞き取れる声でおどけるように話した。

 2月9日に引退を発表してから、11月15日まで走り抜けた1年だった。あえて選んだ37歳年下相手に完全燃焼した。グーパンチ、サッカーボールキック、延髄斬りなどを繰り出したが、ドロップキックからのレインメーカーで沈んだ。昭和のプロレスラーの意地を背負い、足元をふらつかせながらも正面からいって“玉砕”した天龍は「動きの派手じゃない試合で選んでいただいたことがうれしい。これで心おきなくプロレス界を去れる」と晴れやかな笑顔を浮かべた。

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