元大関把瑠都が格闘家デビュー

 「RIZIN」(12月29日開幕、さいたまスーパーアリーナ)

 13年に引退した大相撲の元大関把瑠都(30)=本名カイド・ホーベルソン=が22日、都内で、格闘技イベント「RIZIN」で格闘家デビューすることを発表した。リングネーム、対戦相手は未定。

 1カ月前に決断し「格闘技を愛している。世界一強い格闘家を目指したい」と意気込みを語った。現役時代の体重189キロから165~170キロに減量し、古傷の左膝は回復したという。今後はエストニアに帰国して大型選手と調整。ピーター・アーツから打撃指導を仰ぐ。

 元横綱の曙(現全日本)ら角界からの転向組が苦しんだことを聞かれ「力があれば何でもできる」と言い切った。RIZINの榊原信行実行委員長は「120キロ超級というか、ヘビー級を超えた階級で世界一が狙える」と期待。初陣は大みそかが有力とした。

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