「プロレス・全日本」（１２日、後楽園ホール）

　１１・１弘前で３冠王座を懸けて戦う王者・曙と挑戦者・秋山準が前哨６人タッグ戦（曙＆吉江豊＆野村直矢対秋山＆大森隆男＆青柳優馬）で激突した。秋山が串刺しニーを浴びせれば、曙もボディープレスを放ち、互角の展開。試合は秋山が曙のパートナー・吉江豊をリストクラッチ式エクスプロイダーで沈め、好調をアピールした。秋山は「負けてるのは知名度だけ。あとはコンディション、モチベーションもすべて勝ってる。負ける要素はない」と言い切り、自信を見せた。

　また、この日は若手の野村と青柳がメーンに抜てきされた。秋山は自身に向かってきた野村を評価し、青柳に対し「きょうは野村が良かった。お前は負け。チャンスなんだよ。いろいろ考えないとダメ。緊張してるだけじゃなく、どうやったらいいとか。チャンスなんか一瞬なんだよ」と公開ダメ出し。その後、「オレのチャンスも一瞬かもしれないから、必ずものにしたい」とベルトへの執念を口にした。