東洋王者・中谷V4戦は「絶対にKO」

 「東洋太平洋ライト級タイトルマッチ」(8月28日、神戸市立中央体育館)

 ボクシングの東洋太平洋ライト級王者・中谷正義(25)=井岡=が4度目の防衛戦の目標をKO防衛に定めた。18日、神戸市兵庫区の真正ジムで日本同級1位・鈴木悠平(真正)らと10ラウンドのスパーリングを決行。182センチの長身から鋭い左ジャブを飛ばし、調整が順調に進んでいることをうかがわせた。

 3度の防衛に成功している中谷だが、王座奪取試合も含め、過去4度のタイトル戦はすべて判定勝ち。これには納得しておらず、同級2位・村田和也(千里馬神戸)とのV4戦は「絶対にKOで勝つ」と確約した。

 2014年1月、プロ7戦目で加藤善孝(角海老宝石)に敵地で判定勝ちし、東洋太平洋王座を獲得した。ここまで10戦全勝(5KO)と無傷のレコードを伸ばしている。ジムメートのWBA世界フライ級王者・井岡一翔、元WBA世界ミニマム級王者・宮崎亮とは大阪・興国高の同級生。世界の舞台に続きたい思いは当然ある。V4戦を快勝することで東洋を卒業し、世界に羽ばたく。

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