下田復帰戦判定勝ち「次負けたら最後」
「ボクシング8回戦」(6日、後楽園ホール)
元WBAスーパーバンタム級王者の下田昭文(30)=帝拳=が6日、1年4カ月ぶりの復帰戦を3-0の判定勝ちで飾った。
「倒してやろうと力んでしまった」と、粘り強い関豪介(29)=角海老宝石=に手を焼きながら、要所でボディー、左ストレートをヒットさせ、ポイントを重ねた。
昨年2月、中国・マカオでの地域タイトル戦でまさかの3回KO負け。ジムから事実上の引退勧告を受けたこともあった。ボクシングを続けたい一心で本田会長に食い下がり、練習許可が下りたのは2月2日だった。
心身ともに苦しかった16カ月間で「いろいろつかんだ」と言う。そして「次負けたら最後」という気持ちで再び上を目指していく。