「全日本」(13日、千葉Blue Field)
世界ジュニア王者の青木篤志(36)が、タッグながら元3冠王者の曙(45)からギブアップを奪った。170センチ、85キロの青木は、203センチ、210キロのパワーに圧倒されたが、一瞬のスキをついて右腕を捕獲。巨体に馬乗りになって関節をきめた。思わぬ大金星に観客はどよめいた。
86年6月の猪木対アンドレ(猪木が同じ腕固めで勝利)をイメージしていた青木は、15日開幕の王道トーナメントへ向け「ジュニアだからって勝てないわけじゃない。絶対優勝してやる」と宣言。初戦でぶつかるこの日のパートナー・諏訪魔(37)にも強烈な印象を植え付けた。