帝里サッカーW杯日本代表を反面教師!

 「IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(7月18日、神戸ポートピアホテル)

 世界戦初挑戦の帝里(ている)木下(28)=千里馬神戸=が28日、神戸市内の千里馬神戸ジムで日本フライ級10位の向井寛史(六島)らと計10ラウンドのスパーリングを行った。フィリピン国内ランク2位のパートナー相手では、アッパーで口の中を切り、出血。不調に見えたが、実は帝里流の調整だった。

 サッカーW杯の日本代表が教訓になった。中学生時代、本気でJリーグを目指した男は1次リーグ3試合ともテレビで観戦。惨敗の結果に「選手は強いと勘違いしていた。走るにしろ、絶対におろそかにした部分があった」と切り捨てた。

 練習では自らに「弱い」と言い聞かせるため打たれまくった。「いつもスパーでボコボコにされるので、試合では気を付けるし、イメージができる。リングに上がるまで『弱い』と思っていないと」。最強の相手に勝つため、今はあえて弱者になる。

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