高山、4団体目世界タイトルに挑戦決定
IBFミニマム級王者の高山勝成(31)=仲里=は14日、8月9日にメキシコ・モントレーでWBO王者のフランシスコ・ロドリゲス(20)=メキシコ=と王座統一戦を行うことを明らかにした。勝てば、WBC、WBA暫定に続き主要4団体すべてのベルトを手にする。
3度目の防衛戦となる高山はこの日、大阪市内で本格始動した。近況を語る高山に、中出博啓トレーナーが歩み寄った。握られていたのは世界戦の契約書。4団体制覇を目指してきた王者は、迷わずサインした。
ロドリゲスは16戦14勝(10KO)で打撃戦を得意にする。ライトフライ級、フライ級での経験もあり、高山はパンチ力やフィジカルを警戒している。
高山と苦楽を共にしてきた中出トレーナーは脳動脈瘤(りゅう)を抱えており、16日からは今後の治療方針を固めるために入院を予定している。「グランドスラム達成には絶対にものにしなきゃいけない試合」と高山。恩人のためにも、負けるわけにはいかない。