秋山ら「バーニング」5人で全日制圧だ

 「全日本」(26日、大田区総合体育館)

 ノアを退団し、フリーとなった秋山準(43)、潮崎豪(31)、金丸義信(36)、鈴木鼓太郎(34)、青木篤志(35)が予告通りに来場し、3・17両国国技館大会で秋山&潮崎組が大森隆男(43)、征矢学(28)組の世界タッグ王座に挑戦することが電撃発表された。5人はユニット名を「バーニング」と発表した。メーンの3冠戦は船木誠勝(43)が曙(43)の挑戦を退けた。また、武藤敬司(50)とのコンビが予定されたリック・フレアー(63)が急病で欠場し、代役を息子のリード・フレアー(24)が務めた。

 新たな戦場に堂々と姿を見せた。アジアタッグ選手権後、5人は正装でリングイン。代表して潮崎が「僕たち5人が次にここに上がるときは、素晴らしい戦いを見せます」と“宣誓”した。覚悟したブーイングはなく、秋山は「おおむね歓迎してもらえた」と手応えを感じ取った。全日本出身で前3冠王者の秋山は「それぞれ一番因縁のある団体」と、王道マットを選んだ理由を明かした。

 引退する小橋の魂を受け継ぎ、ユニット名を「バーニング」とした5人には、早くも正念場となるカードが用意された。秋山、金丸、鈴木は次期シリーズ開幕戦の2・9京都から参戦。2・23後楽園で、全日本とシングル5番勝負を行う。青木が大和、鈴木がハヤシ、潮崎は征矢、秋山は大森と対戦。金丸は近藤の世界ジュニア王座に挑む。

 3・17で世界タッグに挑戦する秋山は「フリーなんで結果を出さないといけない。去年の一番いいタッグチームをたたけば何の問題もない。ベルトがあったら、ずっと使ってもらえるでしょう」と、所属選手ではない危機感を口にした。

 フリー初戦へ向けて「今まで使ってたものは使わない」とコスチュームなどを一新すると明かした秋山は、リング上で全日本・内田雅之社長としっかり握手した。「3冠を持ってるときは一度も握手してもらえなかったのに。“これから全日本を占領してもいいよ”という意思表示だと思った」と不敵に笑い、大暴れを約束した。

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