Sフライ級の斉藤裕太が新人王MVP

 「ボクシング全日本新人王決定戦」(16日、後楽園ホール)

 ミニマム級からミドル級までの全12階級の全日本新人王が決まった。MVPはスーパーフライ級の斉藤裕太(25)=北沢=が、中日本MVPの冨山智也(24)=蟹江=を5回TKOで下し、東日本に続いての受賞。東西対抗は東軍が9勝3敗で制し、通算成績は49勝5敗5分けとなった。

 中日本で4戦すべて1回KOの冨山にTKO勝ちした斉藤が、MVPを獲得した。「対峙(たいじ)して、やばいなと思った」という冨山の強打に苦しみながらも、最終回に猛ラッシュをかけてストップを呼んだ。

 1歳5カ月の長男・太一君誕生後、昨年の新人王で敗退するなど2連敗したが、トランクスやシューズに「太一」の刺繍(ししゅう)を入れてからは1分けをはさみ5連勝。「将来、子どもに弱いと思われるのは嫌なんで」と、父の自覚で勝ち上がった。この日は美穂夫人から「負けたら引退」と冗談を言われ、「絶対勝って日本ランクを獲る」と宣言。「もっと練習して強くなりたい」と話したが、目標は「日本王者」だ。

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