名城 パンツ脱がずに計量パス!

 「WBA世界Sフライ級タイトルマッチ」(1日、住吉SC)

 挑戦者で元WBA世界スーパーフライ級王者の名城信男(30)=六島=が31日、大阪市のあべのキューズモール・スカイコートで、自身2度目の屋外公開前日計量に臨み、リミットの52・1キロで一発パスした。王者のテーパリット・ゴーキャットジム(23)=タイ=も52・1キロでパス。名城は集まったファン300人に、パンツ一丁の姿で2度目の世界王座返り咲きを誓った。

 パンツ一丁の勇姿は、名城の減量が大成功したことを雄弁に物語っている。「最近の計量はいつもギリギリだったので、パンツを脱がなくて良かった」。自身2度目となる屋外での公開計量。ファンサービスのつもりでも、最後の1枚を脱ぐわけにはいかなかった。

 名城が公然わいせつ罪を犯さなかったことに、最も驚いたのは枝川会長だった。「最近はずっと脱いでたんやけどなあ。ほんまは“ビッグ・マグナム”を見せたいのかもしらんけど。それだけ、今回は調子がええ」と完璧な仕上がりを喜んだ。

 これで10度目の世界戦となるが、今回ほど減量が順調だったことはない。試合に向けた練習は30日で打ち上げた。残り800グラムの体重を絞る最後のジムワークでも、果敢なミット打ちを行うなど軽快な動きを見せた。

 計量を終え、サインや写真撮影などのファンサービスにも陽気に応じた。引き締まった顔には、減量で苦しんだあとがない。「やり残したことはない。これで負けたら仕方ない。最高の相手と面白い試合になると思う。我慢比べのような打ち合いを制したい」。最後の世界挑戦のリングに、すべてを達観して上がる。

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