一翔、再始動に「これからが大事」
ボクシングの前2団体統一王者でWBA世界ミニマム級王者の井岡一翔(23)=井岡=が23日、大阪市内の所属ジムで、2階級制覇に向けて始動した。一翔は「もともとの階級。今まで以上にパフォーマンスを発揮できる」とライトフライ級転向への決意を示した。
先にベルトを返上したWBCからはこの日、統一王者の功績をたたえた特別表彰のパネルがジムに届いた。「これからが大事。満足はしてない」と一翔。父でプロモーターの一法氏は今後について、「年内に次戦の実現を目指している。(WB)Aか(WB)Cかは、チャンスをもらえる方と」と説明した。
直前に迫ったロンドン五輪にも大きな関心を寄せる。ボクシングで日本代表の村田諒太とは、大学時代から旧知の間柄。「最近は1月の年間表彰式で会った。出場することがすごい。いい結果を期待している」。自らは北京五輪出場を逃したが、果たせなかったメダル獲得の夢を託した。
