一翔が練習再開「王者に帰り咲く」

 ボクシングの元世界2階級王者・井岡一翔(25)=井岡=が26日、大阪市内の所属ジムで練習を再開した。3階級制覇をかけて、7日にIBF世界フライ級王者のアムナト・ルエンロン(タイ)に挑んだものの、判定負け。「これからの物語に、いい演出になればいい」と、プロ初黒星を成長への糧にすると誓った。

 「何をしても落ち着かず、寝付きも悪かった」。悔しさや、周囲への申し訳なさに苦しんだが、もう前しか向かない。「これが肥やし。もう1回、王者に返り咲く。誰もが認める形で3階級制覇をする」。約2週間、心身のメンテナンスを終え、強気の一翔は帰ってきた。

 「フライ級が1番、可能性を感じる」と、同級での手応えは十分だ。現在IBF世界フライ級9位、WBAでも同3位にランク。父・一法会長は「チャンスをもらえるならGOをかける」と4団体の動向をにらみ、今秋予定の次戦にも3階級制覇へ再挑戦を狙う。叔父・弘樹氏から続く井岡家の悲願へ、仕切り直しだ。

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