東洋王者・小国、凱旋V2に自信

 「東洋太平洋Sバンタム級タイトルマッチ」(14日、赤穂ハーモニーホール)

 王者・小国以載(VADY)が5日、凱旋防衛を約束した。出身地である兵庫・赤穂で行う2度目の防衛戦に向けて、合計100ラウンドのスパーリングを完了。「距離のつくり方などやり難い相手だけど、自分のボクシングで勝ちます」。同級の日本王座を返上して挑戦してくる芹江匡晋(伴流)を警戒しながらも、勝利への自信を見せた。

 プロ9戦目にして初めて実現した凱旋試合。「一度は地元で試合をしたいと思っていたのでうれしい」と気合が入る。決戦の舞台は、成人式の会場でもあったなじみ深い赤穂ハーモニーホール。ボクシング初観戦となる知人・友人も多く、大応援団で会場を埋め尽くす。「負けたらもう町を歩けない」というプレッシャーはあるものの、地元の大声援はこれ以上ない援軍となる。

 これまで2度の王座戦では、肋軟骨骨折、右拳負傷など直前の故障でスパーをほとんど行うことなく試合に臨んだ。今回、調整に不備はない。芹江と対戦経験のあるWBA世界Sフェザー級6位・玉越強平(千里馬神戸)らを相手に入念に対策を施してきた。挑戦者の芹江はWBC10位、WBA11位にランクされ、世界ランクでは王者を上回る。「世界ランクを奪いますよ」。赤穂から世界に、その扉をこじ開ける。

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