【野球】贈ったランドセルは約1000個 巨人・内海が取り組む社会貢献活動

 真のヒーローがそこにいた。巨人・内海哲也投手(34)が、社会貢献活動を表彰する「ゴールデンスピリット賞」を受賞。親元を離れて暮らす児童養護施設の児童に、09年から毎年ランドセルを寄付してきた活動が評価されてのものだった。

 11月29日に行われた表彰式では、初年度にランドセルを受け取った“1期生”の佐々木飛鳥君が登壇。ランドセルを受け取った当時の気持ちや、内海がオフの合間に自身の所属する少年野球チームに足を運んで一緒に練習してくれた思い出を振り返り、「幸せの時間を過ごすことができました。内海選手を誇りに思っています。大好きです」と、感謝の思いを手紙で伝えた。

 表彰式は平日の午前中に行われたが、佐々木君は中学校に許可を取って会場に駆けつけていた。内海は佐々木君の頭をなで、土で汚れたシューズを見て「大きくなったな。その靴を見る限り、まだ野球をやっているな」と優しくほほえんだ。

 球団行事で児童養護施設を訪問したことがきっかけとなり、活動をスタート。これまで投球回や奪三振数に合わせ、全国の児童に約1000個のランドセルをプレゼントした。ランドセルを受け取った佐々木君以外の少年少女にとっても、内海は正真正銘のヒーロー。今季、横浜スタジアムの客席にいた少年3人組から「ランドセルありがとうございます!」と声をかけられ、内海も「やってきたことは間違いではなかった」と、感動したという。

 ここ3年は2桁勝利から遠ざかっている内海だが、今も投手陣の中心にいるのはこうした人柄もあるからなのだろう。「内海さんの背中を見てここまで来た」という菅野は、グラウンド外でも内海の姿勢を見習い、積極的に社会貢献活動に取り組んでいる。

 表彰式から6日後の12月5日、内海は後輩の大竹寛、小山を連れて、宮崎県宮崎市にある児童養護施設を訪問し、子供たちにランドセルをプレゼントした。「引退するまで続けたい。次は2000個という気持ちです」と内海。34歳のヒーローが、来季も少年少女にたくさんの希望をもたらす。(デイリースポーツ・佐藤啓)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

オピニオンD最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス