ノーモア失速!!ヤクルト14年ぶりVは?

 歴史的大混戦と言われる今季のセ・リーグも真夏に入ってようやく順位がばらけてきた。その中で、2年連続最下位から躍進し、16日現在で2位につけているヤクルトが目を引く。3年ぶりのクライマックスシリーズ進出どころか、01年以来14年ぶりとなる優勝も現実味を帯びてきた。

 ヤクルトの優勝争いで思い出すのは2位に終わった11年のシーズンだ。4月下旬に首位に立ってから快進撃を続けたが、夏以降に失速。8月は7勝15敗3分と大きく負け越し、9月は17勝7敗1分と勢いを取り戻したかに見えたが、10月に入ると6勝11敗と再び失速し、残り13試合となった10月6日に中日に首位の座を明け渡すと、そのまま逃げ切られた。

 優勝を逃した要因は、投手陣に故障者が相次いだことや主軸が打撃不振に陥ったことと、ライバルの中日に8月以降は3勝10敗2分と大きく負け越したことだろう。ヤクルトが今季優勝するためには、これを繰り返してはならない。

 昨季も夏場の疲れが出たのか、9月は打線が調子を崩し、チームの成績も落ち込んだ。また、今季は優勝争いのライバルになると思われる首位の阪神には8勝10敗、3位の巨人には6勝10敗と分が悪い。厳しい夏を乗り越え、ライバルをたたくことができるか。(洪 経人)

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