暁斗が羽田空港に帰国 金へ課題は“火事場のばか力”

 ノルディックスキーの複合個人ノーマルヒルで2大会連続銀メダルの渡部暁斗(29)=北野建設=が24日、羽田空港に帰国した。大会直前に左肋骨(ろっこつ)を骨折していたことが明らかになったが「骨折がなければ金メダルをとれていたとは思わないし、言い訳にならない。骨の1本や2本くれてやる気持ちで臨んだ」と振り返った。一方で「若い子が(骨折しても)無理して試合に出ることが懸念。よい子はマネしないように(笑)」とクギを刺した。

 3月3日から再開するW杯では初の総合優勝がかかっており、「五輪も終わったのですべてをささげたい」と気合。22年北京五輪挑戦は明言しなかったが「(今は)4年に一度の瞬間に“火事場のばか力”を出せる調整法ではない。違う取り組み方を考えたい」。悲願の金メダルへプランを練っていく。

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