湯元健、3位決定戦で敗れメダル逃す

 「ロンドン五輪・レスリング男子フリースタイル60キロ級」(11日、エクセル)

 湯元健一(27)=ALSOK=は5位だった。

 健一は虎になった。3位決定戦の第1ピリオド(P)。果敢に相手のバックを取って先制。逃げ切って王手をかけた。

 筋金入りの阪神ファン。金本知憲をリスペクトする湯元にとって、ユニホームの胸に刻まれた『猛虎』のデザインは願ってもない味方だ。第2Pもキバをむいたが、逆にポイントを奪われてタイに。勝負の第3P、湯元は意地で先制も、残り25秒から逆転を許して敗退。マットに正座して頭を抱えた。

 双子の同一大会メダルが夢散。「進一が金メダルを取れず、自分が悔しさを晴らそうと思った。銅は取れると思っていた」と肩を落とし「家族も来てくれたのに申し訳ない」と悔いた。だが、最後に「やり切った思いはある。進一と自分のレスリングができたので十分」と、ほんの少し表情を緩めた。

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