ドラ1高山 サヨナラ打「ホント幸せ」
「阪神4-3広島」(21日、甲子園球場)
阪神がサヨナラ勝ち。3-3の九回、先頭の大和が左中間二塁打で出て、1死満塁からドラフト1位新人の高山が右前適時打を放った。
ナインからの祝福でびしょ濡れになった高山は、お立ち台で「よく分からないけどうれしいっス。コーチ陣から(相手が)敬遠、敬遠で高山あるぞ、と言われた。打ってやるぞという気持ち、ホント気持ちだけで打った。(初球を見送ったのは)監督からがっつくなと言われていた。(2球目はファウルフライが風に流されアウトにならず)ついているんですかね。(決勝打は)深く考えずに、小さくしぼってストライクゾーンを思い切って打ちました。(ナインの祝福と大歓声)ホントに幸せ、僕の方が…1日1日必死に野球をやってますので、明日も必死に頑張ります」などと冷静な語り口の中にも、喜びを爆発させた。
阪神は0-1の四回1死一、二塁から原口の左前適時打で同点。1-1の七回は1死一、二塁から大和の左前適時打で1点を勝ち越し。八回は1死満塁からこの日8番で出場の鳥谷の右犠飛で1点。
先発・岩崎は6回4安打1失点。八回からマテオが登板し、イニングまたぎの九回に安部の同点2ランを許した。
金本監督は試合後、マテオの九回続投について「八回は9球だった。球児だと4連投になる。中継ぎになっていきなり4連投は…それで(マテオを)行かせた」と説明した。
広島は連勝が2で止まった。初回1死一塁から丸の左中間適時二塁打で1点を先制。1-3の九回は先頭・鈴木の左前二塁打と続く代打・安部の右越え3号2ランで同点、先発・岡田は6回8安打無四球1失点。