復帰の球児 ブルペン一番乗りで80球
「阪神春季キャンプ」(1日、宜野座)
今キャンプのブルペン一番乗りは4年ぶり阪神に復帰した藤川球児投手(35)だった。
室内でのキャッチボール、投内連係の後、隣接のブルペンに背番号「18」が真っ先に登場。ファンが用意した『フジ川球児さま おかえりなさい』という手作りの横断幕で迎えられ、「お帰り~」と黄色い声援が飛んでいた。
続いて、岩田、メッセンジャー、能見、高宮、高橋も到着し、あっという間に第1陣のブルペンは埋められた。初日から6人全員が捕手を座らせての投球で活気を提供。それぞれ自主トレでの順調な調整をうかがわせた。途中からは金本監督も姿を見せ、捕手後方から各投手の球筋に見入っていた。
初日から精力的に80球投げ込んだ藤川は「どうもないです。普通です」と涼しい表情。「練習なので。しょせん練習は練習です」と話していた。