球児、復活喜んでくれた清原氏に感激

 阪神・藤川球児投手(35)が30日、ブログを更新。“火の玉ストレート”復活を自らのブログで喜んでくれた元プロ野球選手の清原和博氏(48)に感謝の思いをつづった。

 清原氏はこの日、午後2時過ぎに「火の玉」のタイトルで、藤川の全開ぶりを伝える新聞紙面を手にした自身の写真とともに「またまた嬉しいニュース 藤川投手の直球!!」とつづり、「今までの最速 伊良部投手158キロ クルーン160キロ 藤川投手150キロ 藤川投手の球だけバットに当たりませんでした」と、スピードだけではない藤川の“火の球”の威力に思いをはせた。

 それに気付いた藤川は、午後6時前に「番長!! 清原さんがブログに載せてくれました! 超嬉しいですね」と感激。昨年、お遍路参りで高知を訪れた清原氏にお守りをプレゼントされたエピソードを明かしながら「球界では対戦打者が対戦投手を育てると言いますが、僕はまさしく番長清原選手に育てられた投手でした キャンプインを前にこんな嬉しい事なかなか無いですよね」と強い絆を示した。

 藤川は29日に合同自主トレ先の沖縄・宜野座村野球場で今年初めて本格ブルペン入り。捕手を座らせ、手元で伸びる直球をズバズバと投げ込んだ。

 清原氏と藤川をめぐっては「チ××コ発言」が有名。05年4月21日の巨人-阪神戦(東京ドーム)で8点差を追う七回裏、巨人・清原は2死満塁のフルカウントから藤川のフォークに空振り三振し、チームはそのまま敗戦。試合後、清原は怒りを爆発させ「10対2で2死満塁、2-3でフォークやろ。ケツの穴小さいな。チ××コついとんのか!!」と激しく阪神バッテリーを“口撃”した。

 その日以来の対決となった同年6月25日の阪神-巨人戦(甲子園)では、八回1死走者なしで打席に入った清原はカウント2-2から藤川の149キロ直球に空振り三振。「素晴らしいストレートがきていました。完敗です」と、すがすがしく振り返ったいきさつがある。

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