OA枠内定の藤春 金メダルを目指す

 サッカーのJ1G大阪は14日、大阪府吹田市内で会見を行い、DF藤春広輝(27)がリオデジャネイロ五輪のオーバーエージ(OA)枠に内定したと発表した。

 会見に出席した藤春は「本当にうれしく思う。試合に出たら結果を残して、代表のために精いっぱい頑張りたい。持ち味であるスピードや攻撃参加が、世界でどれだけ通用するか楽しみ。出る以上1つでも上を目指すために、金メダルを取って帰ってきたい」と抱負を述べた。

 普段は「黙ってひたすら走る」タイプと自負するが、「コミュニケーションをとって、いろんな選手を盛り上げてやれれば」と先輩らしさも見せるつもりだ。

 手倉森監督からは「ハル(藤春)のプレーを代表でやってほしい」と“ラブコール”もあったといい「ロシア(18年W杯)につなげたいというのが(OA枠入りの依頼を承諾した)1番の決め手。いま世界と戦うことが大事だと思った」と決断の理由も明かした。

 藤春は大阪府東大阪市出身の27歳。50メートル5秒8の俊足が持ち味の左サイドバック。175センチ、60キロの左利き。小3からサッカーを始め、東海大仰星高、大体大を経て、11年にG大阪入団。これまで世代別代表の経験はないが、15年にはA代表に選出され、3月27日チュニジア戦で代表デビューした。代表通算3試合0得点。

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