ハリル監督FWに“PK獲得法”指導へ
サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が27日、日本代表のFW陣にペナルティーキック(PK)を取りに行く“倒れるプレー”を指導する意向を示した。6月にW杯ロシア大会アジア2次予選で、はるかに格下のシンガポールと0-0で引き分けた一因にPKを狙いにいかなかったことを指摘。「これはノーマルではない。16m(エリア)の中でファウルをもらえばペナルティーだよ、ということは言いたい」と力説した。
最近、試合を振り返るためにシンガポール戦のビデオを見直したハリルホジッチ監督は「その試合の時よりもイライラしてしまいました」と怒りを思い出してしまったという。この打開策の一つに「おそらくペナルティー、それがすべてを変えると思います」とした。
ハリルホジッチ監督が日本代表に就任してからの7試合で、PKでの得点は0。現役時代にFWだった自身の経験を振り返りながら、「ボールを見るかわりに相手を見たりとか。それで相手が自分を押してペナルティー(PK)。私が9得点をとりました。それを全員がやっています。それを日本代表のFWにも教えてあげたい。そういったことがチームを強くするのではないか。こういったちょっとしたディスカッションが貢献していくのではないか」と選手の意識改革に着手する考えだ。
もちろん、きれいに崩して点を取るサッカーについても「それ(PK狙い)がメーンではなくて、しっかりとしたパスからゴールをとりたい。勝つとしてもよりよい試合を見せたい」と重視している。