尹晶煥監督(41)を契約解除したJ1鳥栖は8日、鳥栖市内での記者会見で、突然の監督退団をクラブ側からの「解任」と明かした。理由について選手との信頼関係の欠如などを挙げたが、十分な説明はなされなかった。今季の残り試合は、吉田恵コーチ(41)が昇格し、指揮を執る。
永井隆幸強化部長は、戦術面や補強方針に関する意見の相違や、監督とフロントとの確執、来季契約をめぐる交渉決裂を否定。首位を走るチーム内に亀裂が生じていたと示唆し、監督の手法について「(選手への)気配りであったり、ケアであったり。出ている選手は問題ないが、出ていない選手もいる。そこの導き方」と話した。