「ブラジルW杯・A組、ブラジル3-1クロアチア」(12日、サンパウロ)
サッカーの第20回ワールドカップ・ブラジル大会は12日17時(日本時間13日5時)、ブラジル最大の都市・サンパウロのサンパウロ・アリーナで開幕した。開幕戦では、開催国で史上最多の5回の優勝を誇るブラジル(FIFAランキング3位)が3-1クロアチア(FIFAランキング18位)を下した。
前半11分にDFマルセロ(Rマドリード)のオウンゴールでクロアチアに先制を許すという、窮地に立たされたブラジルを救ったのは若きエースだった。22歳で王国の「10」を背負うFWネイマール(バルセロナ)が母国ファンの期待に応える2ゴール。前半29分に左足のドリブルシュートで確かな技巧を見せつけると、後半26分には重圧を問題にせず逆転ゴールとなるPKを右足でしっかり振り抜いた。
守備固めのため後半43分に退いたネイマールは、無事勝ち点「3」を獲得した試合後に落ち着いてインタビューに応じた。「想像していた以上でしたね。もちろん勝利を期待していたけれど、W杯デビュー戦で2得点ということは非常にうれしいです」と振り返った。
1点目のシュートについて問われると「難しいシュートだったけれど、相手のセンターバックの足の下に打ちたかった」と狙い通りのゴールだったことを強調。前半27分に今大会初となるイエローカードも受けてしまったが、「自然にプレーする。そういうこと(警告の枚数)は気にするのは良くない」と次戦以降も全力で勝利を目指すことを誓った。