Sバンタム級和気、世界前哨戦KO勝ち

 「ボクシング・10回戦」(17日、後楽園ホール)

 和気慎吾(28)が世界前哨戦となるスーパーバンタム級10回戦を5回KO勝ちで飾った。打たれ強いワルド・サブ(26)を最後は青コーナーに詰めて連打の雨あられ。ダウンが宣告され、カウント中にタオルが投入された。

 22年ぶりに復活した伝説のチームに支えられた。元WBA世界スーパーフライ級王者の鬼塚勝也氏(45)の世界戦でセコンドに付いた古口哲会長(58)、俳優・画家の片岡鶴太郎(61)トリオだ。

 師匠、先輩のDNAをダイレクトにもらった和気だが「力になっていただいたけど、逆に力みすぎた。これでは世界チャンピオンになれない。明日から練習します」と反省。緊張で試合中のアドバイスも「覚えていない」と明かした。

 片岡は「これからもパワーを全部注入する。僕がセコンドに付く以上、和気には世界王者になってもらう」とエール。鬼塚氏も「世界戦モードになって緊張して当たり前。前哨戦はこういう経験のためにある。世界戦は無心でいくでしょう」と位置づけた。

 27日にはIBF世界同級王者のカール・フランプトンとWBA同級王者のスコット・クイッグの団体統一戦が行われ、この結果に和気の世界戦は左右される。プロモーターの金平桂一郎協栄ジム会長は「次はどんな形になろうとも世界戦になります」と断言した。

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