天龍引退に長州「大きな灯消えていく」

齋藤(左)にリキラリアットを浴びせる長州=両国国技館(撮影・佐々木彰尚)
3枚

 「~天龍源一郎 引退~ 革命終焉 Revolution FINAL」(15日、両国国技館)

 長年にわたってライバルとして、また盟友として天龍としのぎを削り、最近ではバラエティー企画での共演も増えた長州力(63)が第9試合に出場した。石井智宏とのタッグで斎藤彰俊・河上隆一組と対戦。序盤から代名詞のラリアットを繰り出し、試合を決めた石井の垂直落下式ブレーンバスターにつながるラリアットも河上にたたき込んだ。試合後は「昭和のリングの中の大きなプレーヤーがまた一つ消えていく。でも、それはいたしかたない」と天龍の引退を惜しんだ。

 85年、86年に長州は天龍が所属していた全日本に参戦。激しい戦いを繰り広げた。反対に93年には天龍が新日本に参戦し、長州と対戦。03年に長州が旗揚げしたWJプロレスにも天龍は参戦した。近年はテレビ番組の企画で「滑舌が悪い対決」と題して競馬実況を天龍と行うこともあった。

 天龍との試合での思い出については「今言われても分からない。よく聞かれるんですけど。どれがどれっていうのはね」と数えたらきりがない、といった様子。引退に際しては「そりゃあ、もう、お疲れさまでした。次の世代に、いい体験として、いろんなものが残ったんじゃないですか」とねぎらった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス