カブキと小鹿が合計140歳マッチ

 「~天龍源一郎 引退~ 革命終焉 Revolution FINAL」(15日、両国国技館)

 第4試合で、73歳のグレート小鹿と、67歳のザ・グレート・カブキが6人タッグで相まみえた。両雄合わせて140歳という“ダブル古希マッチ”は、リングイン直後からカブキがヌンチャク演舞から毒霧噴射のパフォーマンスで観客を沸かせば、小鹿もカブキをしつこく狙い存在感を示した。

 終盤、小鹿がロープの反動を利用してカブキを攻撃しようとしたところで、カブキが赤い毒霧を噴射。形勢が逆転し、小鹿組の杉浦を、カブキ組のKAIがスプラッシュ・プランチャからの体固めで押さえ込んだ。

 顔面を真っ赤に染めたまま引き揚げた小鹿は、引退する天龍について「昭和の空気を身につけたレスラーがまた1人、消えてしまう。まだ早いんじゃねえか。俺は73だで」と嘆いていた。

 カブキも「引退興行は寂しい。こんなに客を入れて(天龍は)すごいな」と寂しそうにしていた。

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