“浪速のショー”ダウン喫すも7連勝

 「ボクシング10回戦」(20日、なみはやドーム・サブアリーナ)

 “浪速のショー”こと東洋太平洋スーパーバンタム級13位の中沢奨(22)=大阪帝拳=がメーンイベントのスーパーバンタム級10回戦に登場し、2回にダウンを喫しながらも3-0の判定で、東洋太平洋バンタム級2位のシルベスター・ロペス(27)=フィリピン=に勝利した。

 大阪・興国高時代に4冠、東農大時代に2冠と、アマチュア6冠を引っ提げてプロ転向した中沢。2013年8月のデビュー戦を1回TKOで飾り、連勝を続けている関西の新鋭が初めてメーンを任された。

 世界挑戦経験もある強打者・ロペスと激突。左ボディーを差し込むなどリズムをつかみかけていた2回2分過ぎ、右ショートストレートを浴びてダウン。ピンチに陥ったが、そこから冷静に距離を確保してポイントを奪い返した。スコアは97-93が2人、98-91が1人。

 強敵に勝利した中沢は「ダウンしたことが課題」と反省しながらも、「そこから勝てたことは収穫」と前向きに話した。今後については「日本王者の小国(以載)さんと戦いたい」と日本王座に照準を定めた。

 中沢の通算戦績は7戦7勝(4KO)。ロペスは37戦24勝(18KO)11敗2分け。

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