東洋王者・川口が山本とダイレクト再戦

 ボクシングのグリーンツダジムは19日、大阪市内で会見し、東洋太平洋バンタム級王者・川口裕(28)が同級4位・山本隆寛(24)=井岡=と8月2日、大阪府立体育会館で初防衛戦を行うことを発表した。

 両選手は4月5日に王座決定戦を行い、川口が2-1判定で勝利し王座を獲得。指名試合でランク上位が対戦できない状況のため、即再戦となった。

 「12回も接戦やって再戦は正直、えーって感じだけど、決まったこと。しっかり準備してやりたい。向こうは後がないと思って来る。こっちも挑戦者の気持ちで行く」と川口。

 07年に丸元大成(現丸元ジム会長)が東洋太平洋ウエルター級王座を失って以来、8年ぶりに王座ベルトを名門ジムにもたらした。快挙達成に後援者を通じ、家電販売の大手「上新電機」がスポンサーに付いた。

 イメージキャラクターとして川口の写真入り折り込みチラシが250万部刷られ、配布。初防衛戦は社名入りのリングシューズで臨む予定だ。

 本石昌也会長は「阪神タイガース以外で、上新さんがイメキャラに起用するのは初めて。ここから上に行けば行くほど、サポートしていただける。ジムの総力を挙げ絶対に勝つ」と気合満点。川口は「どんどん防衛して上に行きたい。28歳だし、ダラダラはできない。来年くらいに世界に挑みたい」と大目標を掲げた。

 同興行はこの日、引退を表明した元WBA世界スーパーウエルター級暫定王者・石田順裕(39)の引退試合も開催。親交ある元日本王者のクレージー・キムとスパーリングを行う。

 またセミファイナルには売り出し中でデビュー2戦2KO勝利の田中一樹が登場。相手は未定で、日本選手に声をかけたが、すべて断られた。

 「会長からは12月に日本ランカーとやると言ってもらっている。まずは目の前の試合に勝って、日本ランカーに挑みたい。ランカーの先輩たちには僕の挑戦を受けて欲しい」と、全国のジムに訴えた。

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