青柳館長 バイク事故で無念の引退

 プロレスのノアは1日、誠心会館館長でノアにも参戦している青柳政司(58)の引退を本人のコメントともに発表した。

 青柳はバイクでツーリング中の5月9日にスポーツカーと激突し、意識不明の重体となった。右足膝から下は30カ所も粉砕骨折したという。医師からもうリングに戻ることはできないと言われ、熟慮の結果、引退を決断した。「もう館長は蹴ることができません」と、無念の思いを吐露した。

 ノアでは引退セレモニーの開催を検討しており、後日発表する。

 青柳のコメントは次のとおり。(全文ママ)

 「私、誠心会館館長、青柳政司は6月1日をもちましてプロレス引退をする決意をしました。理由は体力の若干の衰えもありますが、何とか60歳までは続けて行けたら、と思っていました。

 5月9日に気分を変えて仲間とハーレーダビッドソンでツーリングに出かけました。少し雨が降ったので食事をして帰る事にしました。午後3時頃、館長のバイクめがけてスピンをしたスポーツカーと激突しました。

 館長の記憶はそこまでしかありません。数メートル跳ね飛ばされ、意識不明の重体でした。気づいた時は病院で、即手術でした。

 怪我の内容ですが、館長の右足はバイクのステップとエンジンの間に挟まれたそうです。鉄のマフラーが裂けるぐらいでした。右足膝から下は小さな骨折を入れますと30ケ所の粉砕骨折。ばい菌が入ると切断します、と言われました。

 もうリングに戻る事はできないと言われ、よく考えて決断をしました。

 もう館長は蹴ることができません。

 今は早く歩けるようにリハビリを頑張るだけです。

 FMW、パイオニア、新日本プロレス、東京プロレス、ZERO1、そのほかの団体、そしてプロレスリング・ノアには大変お世話になりました。応援していただいたファンの皆様には本当に、本当にお世話になりました。ありがとうございました」

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