王者内山、作戦はリングに上がってから

予備検診を終えた内山高志と挑戦者ジョムトーン・チューワッタナ=後楽園ホール展示会場
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 「ダブル世界戦」(6日、大田区総合体育館)

 ボクシングのダブル世界戦の予備検診が4日、東京・水道橋の後楽園ホールで行われた。

 10度目の防衛に臨むWBA世界スーパーフェザー級のスーパー王者内山高志(ワタナベ)と挑戦者の同級7位ジョムトーン・チューワッタナ(タイ)は、身長172センチの内山に対して、173センチのジョムトーンが1センチ上回ったが、逆にリーチは182センチの内山が181センチのジョムトーンより1センチ長かった。

 初対面のチャレンジャーの印象を聞かれた内山は、「もう少し身長が高いと思ったが、自分とあまり変わらなかった。作戦はリングに上がってから相手の構えとか、その時の空気とかで考えたい」と冷静に話した。

 世界タイトル初挑戦となるジョムトーンも、ムエタイで約300戦のキャリアを誇るだけに落ち着いた表情。「ウチヤマはもっと体が大きいかと思ったけど、意外に大きくなかった。リーチ差も全然問題ない」と意に介さなかった。懸念されている減量についても、リミット(58・9キロ)へあと1ポンドまで落ちており心配はなさそうだ。

 また、初防衛戦に挑むWBA世界ライトフライ級王者田口良一(ワタナベ)とチャレンジャーの同級14位クワンタイ・シスモーゼン(タイ)は、身長で7・5センチ、リーチで6・5センチも田口の方が上回った。ツーショットの撮影ではクワンタイとにらみ合った田口だが、「にらんだ?いや、(相手の目を)見ていただけです。もうあとはやるだけ。逃げるつもりはないし、バンバン打ち合います」と打撃戦を予告。このコメントを伝え聞いたクワンタイも、「それはいい。自分も下がるつもりはない。6ラウンド以内にKOして絶対に勝ちます」と堂々と勝利宣言をブチ上げた。

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