井岡一翔地獄トレ“魔の5番”で究極走
「ボクシング・WBA世界フライ級タイトルマッチ」(4月22日、大阪市ボディメーカーコロシアム)
王者・フアンカルロス・レベコ(31)=アルゼンチン=を相手に世界3階級制覇に再挑戦する元世界2階級王者で同級3位・井岡一翔(25)=井岡=が和歌山・白浜キャンプ2日目の4日、白浜ゴルフ倶楽部で約20キロを走り込んだ。
井岡ジムで“魔の5番”と恐れられる恒例の地獄トレは早朝6時から開始。見上げてもティーグラウンドが全く見えない超打ち下ろしホールで、グリーンから約1キロの距離を全力で駆け上がった。往復2キロを2時間、苦もんの表情を浮かべて計10本。足をガクガクさせながら完走した。
「見たら分かるでしょう。ここは人が走るところじゃない。宮ちゃん、世界王者になったら(魔の5番を)つぶしてくれるって言ってたけど、いつやってくれるん?」と一翔は同僚で元WBA世界ミニマム級王者・宮崎亮(26)にジョークで訴えた。
午後に砂浜で20キロ、5日午前、再びゴルフ場でキャンプを締める。「始まる前は怖いし、きついですけど、自分との戦い。この後、始まるスパーリングはジャブのスピードが全く違う」と、強敵レベコを倒すため下半身を徹底して追い込む覚悟だ。