井岡一翔、判定で敗れ3階級制覇ならず

4回、ルエンロン(左)のパンチを食らう井岡一翔(撮影・飯室逸平)
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 「IBF世界フライ級タイトルマッチ」(7日、ボディメーカーコロシアム)

 ボクシングのダブル世界戦が7日、大阪市浪速区のボディメーカーコロシアムで開催され、メーンイベントのIBF世界フライタイトルマッチでは同級8位の挑戦者・井岡一翔(25)=井岡=が1‐2の判定で、王者のアムナト・ルエンロン(34)=タイ=に敗れ、3階級制覇はならなかった。

 ミニマム級(WBC、WBA)、ライトフライ級(WBA)に続く3階級制覇を狙った井岡だったが、アマチュア時代の2008年に負けているアムナトにプロでの雪辱はかなわなかった。長いリーチ生かしたジャブで距離を確保して左右アッパーを合わせてくるアムナト。スイッチに加えて、反則スレスレのクリンチワークも巧みで、井岡にペースを渡さない。10回にホールディングでアムナトが減点されたが、それでも勝敗に関係なかった。

 井岡は叔父の元世界2階級王者・弘樹氏が4度挑みながら成し遂げることのできなかった“井岡家の悲願”3階級制覇を今回は成し遂げることができなかった。3階級制覇は国内では亀田興毅(亀田)だけが達成している。

 初黒星を喫した井岡の通算戦績は15戦14勝(9KO)1敗、アムナトは13戦13勝(5KO)。

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