「神の左」山中6度目防衛 5連続KO

2回、山中のパンチがジャモエの顔面をとらえる(撮影・神子素慎一)
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 「WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(23日、大阪城ホール)

 ボクシングのダブル世界戦「ワールドプレミアムボクシング19 THE REAL」が23日、大阪市中央区の大阪城ホールで開催され、メーンのWBC世界バンタム級タイトルマッチでは、王者・山中慎介(31)=帝拳=が同級3位のシュテファーヌ・ジャモエ(24)=ベルギー=に9回11秒TKOで6度目の防衛に成功した。

 山中は2度目の防衛戦から続くKOでの連続防衛を「5」に伸ばし、元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏の持つ日本記録「6」にあと1に迫った。

 滋賀県出身の山中は今回が初の関西での世界戦。長男・豪祐くん(1)だけでなく、3月18日に誕生した第2子の長女・梨理乃ちゃんの名前を記したオレンジ色のガウンをまとって入場した。

 初回こそ静かな立ち上がりだったが、早くも2回に“ゴッドレフト”とも称される左ストレートをジャストミート。挑戦者を吹っ飛ばすように先制のダウン奪う。6回にプッシングで減点を取られた以外は終始圧倒する内容。8回開始直後に左ボディーストレートで2度目、終了間際に左ストレートで3度目のダウンを重ねた。そして9回開始直後、左ボディーストレートを突き刺して挑戦者を沈めた。

 山中の戦績は23戦21勝(16KO)2分け。ジャモエは30戦25勝(15KO)5敗。

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